デイサービス運営で気を付けるべきこと

介護をしていく中で、デイサービスなら運営できるかもしれない、または運営したいと考える方も多いのではないでしょうか。
また、デイサービスに雇われている介護士は、もっと違うデイサービスを運営したいと考える方も多く、独立を検討している介護士は少なくありません。
しかし、介護保険制度の改正や、介護報酬の改正等に伴い、次々に介護施設が閉鎖していく中で、不安を抱えている介護士も多いです。
ここでは、デイサービス運営で気を付けるべきことについて、ご紹介いたします。
・一定人数の利用者数確保
デイサービスを運営する上で最も重要なことは、利用者人数の確保となります。超高齢化社会の我が国において、デイサービスは増加しており、利用者争いをしている状況となります。また、利用者が確保できなければ、デイサービスを運営していくこともできなくなります。
そのため、一定人数の利用者をいかに確保するかということが、とても重要なことになります。また、高齢者は様々な病気を抱えており、いつデイサービスに来られなくなるかということは予測不可能です。そのため、一定人数以上の利用者を確保しておかないと、高齢者の入院数が増加することに伴い、デイサービスの運営危機となる可能性があることを、理解しておくことも重要です。
・地域格差の確認
高齢者は年金受給率が高い、そう考えている方も少なくありません。しかし、地域によって高齢者の年金は様々であり、地域格差があります。例えば、高級住宅街であれば年金が高額のこともありますし、集合住宅地域であれば無年金者もいます。
このように、デイサービスを運営する上では、地域格差を理解し同じような境遇の高齢者を受けることも重要です。特に、デイサービス内で高齢者の格差が生じたとき、高齢者通しでのトラブルとなる可能性もあるため、地域性を理解しデイサービスを運営していくことが重要です。
・従業員定数確保の条件確認
デイサービスを運営していく上で、従業員は介護職員だけでよいわけではありません。また、介護職員一人に対しての高齢者の人数によっては、国からの援助も変わってきます。
そのため、デイサービスの運営状況によって、介護職員の人数を減らすのではなく、従業員定数確保の条件を理解し、運営していくことが重要となります。
また、デイサービスではリハビリ加算は、とても大きな収益となります。そのため、デイサービス内でリハビリを実施するためには、機能訓練指導員の確保も行っていくことが、デイサービスを運営していく上で重要となります。