リズム、ダンス!簡単にできるレクリエーション」

老人ホームのレクレーションといれば、カラオケやボール遊びなどを思いがちですが、リズムに合わせてダンスをすることも重要です。リズムに合わせてダンスをするということは、高齢者の全身を使って行うことであり、さらに脳も使います。
そのため、心身ともに穏やかな気持ちとなり、ダンスが完成したときには高齢者が一体となります。
リズム、ダンス!簡単にできるレクレーションについて、ご紹介いたします。
・1.2.3.4のリズムに合わせてゆっくり行う
ダンスというと、とても激しい物を想像する方も多いですが、例えば社交ダンスやモダンナンスなどゆっくり目のものを行うことがお勧めとなります。また、初めは1.2.3.4とゆっくり行いステップごとに行い、一つ一つの動作を覚えていきます。
しかし、1.2.3.4.という声掛けだけでは面白味が半減してしまうため、時には音楽をスローで流し実施します。少しずつ出来上がってきたところで、スローテンポで通して行っていきます。若者のように一気に覚えることは難しいですが、毎日少しずつ行うことで、ダンスを覚えることができ楽しいと思えるようになります。
・できる人ができない人に教える
高齢者の中でも、ダンスを覚えるのが早い人とそうではない人がいます。そこで、できる人に合わせてダンスを実施すると、高齢者の中にはダンスをしたくないと感じてしまうこともあります。そのため、ダンスを行っていくうえで重要なことは、できる人ができない人に教え、できない人に合わせて行っていくことになります。
できない人に合わせるということは、できる人にとっては辛くトラブルとなってしまうこともあります。そこでくじけてしまうと、せっかくのダンスも台無しとなってしまうため、ダンスが完成したときには誰かに見てもらうという形をとることも重要です。例えば、家族や他の高齢者とのチーム戦などにして、自分たちの完成したダンスを見てもらう機会があれば、高齢者同士でも楽しいダンスとなること間違いありません。
・最後はみんなでビデオ鑑賞
ダンスレクレーションのように、一つのものを作り上げそれでおしまいとなると、高齢者の意欲は半減します。そこで、高齢者が完成したダンスを、誰かに見てもらうことも重要なレクレーションの一つとなります。
さらに、完成したダンスをビデオに録り、踊った高齢者自体も鑑賞することが重要です。そこで、次にこうしたい、こうして行ったら良いなどの意見を求め、また次の機会にチャレンジしていくことが重要なのです。そうすることで、高齢者の生きがいや楽しみができ、達成感が充実感に変わっていくことになります。