高齢者のためのデイサービスのレクリエーションの心構えと注意点とは

レクリエーションをするための基本的な心構え
・高齢者、認知症を理解する
高齢者の方、特に認知症の利用者様は「動作が遅く、物忘れが激しく、文句を言う」というような
特有の行動がある場合も多くあります。
職員はそういった利用者様に対し不満や不安を抱くこともあるかもしれません。
しかしながら、利用者様は職員よりも人生経験が多く、人生の大先輩です。
つねに高齢者の方を尊び、認知症などの症状も理解して向き合いましょう。
・高齢者目線で楽しもう
高齢者や車いすの利用者様の目線に常にたち、一緒に楽しむ気持ちで接しましょう。
・安全、心地よい環境を作る
デイサービスのレクリエーションは安全が第一です。
つねにヒヤリハットに注意して、施設の環境を整備しましょう。
また、車いすの方でも参加できることを考え、トイレへの誘導やスペースの確保を計画します。
・あくまでも参加は本人次第です
レクリエーションは強制参加ではありません。
本人が絶対に参加したくないというレクは利用者様に判断していただきましょう。
じょじょに声掛けをしていき、レクに慣れていただけるよう、バランスをとりながら参加を促すことをお勧めします。

スタッフの心構え
・元気に大きな声で
まず、レクリエーションを成功させるには、スタッフが元気に楽しまなければ
利用者様も楽しくありません。
高齢者の方は耳も遠い方も多いので大きな声で元気に進行しましょう。
・それぞれのテンポで無理なく
レクをしていると、利用者様それぞれのスピードで無理なく行います。
動作の遅い利用者様に無理をさせないように気を付けてください。
また、遅れている利用者様がいたら、その方に合わせるように進めてください。
・目線は利用者様に合わせましょう
利用者様を見下したり、上から目線ではなく。
つねに利用者様の目線にたってレクを行いましょう
・スタッフみんなで担当をわける
毎日、レクリエーションの司会、アシスタントといった担当を分けて実施しましょう。
レクの実施もチーム力が必要です。
司会の人をサポートする方、利用者様の安全をチェックする方といった役割分担をして
スタッフ全員が参加できるレクにしましょう!

・安全第一
レクの実施は安全が第一です。
どのようなプログラムであっても、事前に危険がないかどうか予測、計画をして
未然に事故を防ぎましょう。
またレクの最中も利用者様全員が見渡せるようにチェックします。
・レクは毎日メモ、改善
デイサービスのレクは、毎日反省点などもメモをとりましょう。
常にレクの質が向上できるように改善点や気になることはすべてメモに残します。
スタッフみんなで共有し、レクリエーションを日々楽しいものに進化させていきましょう!!