
近年、機能訓練指導員の活躍の場は増えているが、その中でも特に「デイサービス形態」の
多様化があります。
これは、民間企業の参入でデイサービスの開業が急速に増えたことから、各社がサービスの差別化を
している傾向にあるからです。
一般的なデイサービス形態のほかにプラスアルファで、その施設独自のサービス価値を展開しています。


◎リハビリ特化型デイサービス
近年最も注目を浴びている施設形態で、リハビリや介護予防をメインにしたデイサービス。
介護度の低い利用者様でも気軽に通所でき、日常の介護予防を目的としています。
施設の中には1日2部制や3部制のスケジュール体制で運営しているところもあり、利用者様に負担なく
利用いただけるサービス時間となっています。
◎民家・一戸建てデイサービス
これは、一見ただの民家??というような建物をデイサービスとして活用している民家型の
デイサービスです。もちろん家の中はデイサービス運営の基準に基づいた改装などもしていますが、
基本的には民家そのものの雰囲気を残したまま運営しています。
利用者様にとっても「落ち着いた空間」として人気のサービス形態です。


◎フィットネス型・エンターテイメント型デイサービス
これはリハビリ特化型デイサービスと似ていますが、さらに介護予防や運動、レクリエーションに特化した
サービス形態の施設です。主に、フィットネスクラブにおいてありそうなスポーツマシンや運動器具が完備され、
利用者様も身体機能の向上や、運動を目的に通所される施設です。
◎施設・居宅併設型デイサービス
老人ホームや高齢者マンション等の介護施設の利用者様が通所するデイサービスです。
一般的には介護施設のすぐそばに併設されている事が多く、送迎車を使わずに通所されます。
自由に外出ができない介護施設の利用者様にとって、こういったデイサービスを利用し楽しむ時間を
つくることは非常に大切な時間になります。
このように、多くのサービス形態があるなかで「機能訓練指導員の役割」も施設によって違うことを
求められます。
自分にはどのような施設形態が合っているのか、仕事を探す際はしっかりと調べる必要があります。